南海トラフ地震の半割れとは?過去の事例と対策を解説

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南海トラフ地震の記録が残っているものを年代別に教えてください。震度も教えて。

南海トラフ地震の年表

年表1

南海トラフ地震は過去に何度も繰り返し発生しています。記録が残っているものを年代別に教えますね。震度はマグニチュード(M)で表します。

  • 684年 白鳳(南海)地震:M8.25、震源域は四国沖~紀伊半島(東海までの可能性もあり)
  • 887年 仁和(南海)地震:M8.25、震源域は四国沖~東海
  • 1096年 永長(東海)地震:M8.0~8.5、震源域は紀伊半島~駿河湾
  • 1099年 康和(南海)地震:M8.0~8.3、震源域は四国沖~紀伊半島
  • 1361年 正平東海地震、正平南海地震:M不明(東海)、M8.25~8.5(南海)、震源域は四国沖~紀伊半島3
  • 1498年 明応東海地震:M8.2~8.4、震源域は高知県中部沖~駿河湾
  • 1605年 慶長地震:M7.9、震源域は不明
  • 1707年 宝永地震:M8.6(~9.3)、震源域は東海~四国沖(~日向灘)
  • 1854年 安政東海地震、安政南海地震:M8.4(東海)、M8.5(南海)、震源域は東海~四国沖
  • 1944年 昭和東南海地震:M8.1、震源域は東海~東南海
  • 1946年 昭和南海地震:M8.0、震源域は南海~西南海

以上が南海トラフ地震の記録が残っているものです。南海トラフ地震に備えるためには、地震や津波の対策をすることが大切です。

年表2

南海トラフ地震の記録が残っているものは、以下のとおりです。

年代地震名震源地震源の深さ震度
1596年慶長地震紀伊半島沖約30km静岡県から高知県にかけて震度7
1707年宝永地震紀伊半島沖約30km静岡県から高知県にかけて震度7
1854年安政南海地震紀伊半島沖約30km静岡県から高知県にかけて震度7
1944年昭和東南海地震紀伊半島沖約30km静岡県から高知県にかけて震度7
1946年昭和南海地震紀伊半島沖約30km静岡県から高知県にかけて震度7

震度の記録は、震源地から近い地域ほど震度が高くなる傾向があります。

慶長地震は、南海トラフ地震としては最も古い記録が残っている地震です。関東地方から九州地方にかけての広い地域で大きな被害をもたらしました。

宝永地震は、慶長地震に次ぐ規模の地震です。関東地方から九州地方にかけての広い地域で大きな被害をもたらしました。

安政南海地震は、慶長地震から約250年ぶりに発生した南海トラフ地震です。関東地方から九州地方にかけての広い地域で大きな被害をもたらしました。

昭和東南海地震昭和南海地震は、ともに1944年に発生した南海トラフ地震です。この2つの地震は、南海トラフ地震としては最も近い時期に発生した地震であり、合わせて「昭和南海地震」とも呼ばれています。関東地方から九州地方にかけての広い地域で大きな被害をもたらしました。

なお、南海トラフ地震は、約100~200年の間隔で発生すると考えられています。そのため、2024年現在で前回の地震から78年が経過しており、次の地震の発生が懸念されています。

南海トラフ地震で、半割れは過去に起こったのですか?

過去の半割れ

南海トラフ地震で半割れと呼ばれる現象は過去に何度も起こっています。半割れとは、南海トラフの想定震源域のうち、一部だけが破壊されて地震が発生し、残りの部分は時間差で地震が起こることです

例えば、1854年には安政東海地震と安政南海地震が約32時間の間隔で発生しました。また、1944年には昭和東南海地震の約2年後に昭和南海地震が発生しました

これらの地震では、東西の震源域が連動せずに別々に動いたと考えられています。

半割れの地震は、全割れの地震よりも規模が小さくなる可能性がありますが、それでも巨大な津波や強い揺れを引き起こす危険性があります。

南海トラフ地震に備えるためには、半割れの可能性も考慮に入れる必要があります。

半割れだと、何に気をつける必要があるのですか?

半割れで気をつけること

半割れとは、南海トラフ地震で片方の震源域だけが大きく揺れて、もう片方は時間差で揺れる可能性があることです。半割れに備えるためには、次のようなことに気をつける必要があります。

半割れは、南海トラフ地震の中でも最も警戒が必要なケースです。過去にも半割れの例がありますが、その都度大きな被害が出ています。南海トラフ地震に備えるためには、半割れの可能性も考慮に入れることが求められます。

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