アサリは国産が少ないって本当?偽装問題以降の産地割合と賢い選び方を徹底解説

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アサリは、日本人の食文化に深く根付いた貝類です。

味噌汁、酒蒸し、深川めし、パスタ。庶民的なのに、季節感を持ち、しかも出汁の旨味がずば抜けている。
しかしこの「日常の安心食材」に、大きな揺らぎを与えた事件がありましたよね。

熊本県産と表示されながら実は中国産だった という偽装問題

2022年、ニュースでも連日報道。
「熊本県産アサリ表記の9割以上が偽装」
という報道は多くの日本人の価値観に衝撃を与えました。

  • 日本のアサリは国産だと思って買っていた
  • まさか国産という表記が信用できないとは思わなかった
  • 今後どうやって選べばいいのか?

ここから消費者の行動は一気に変わりました。

スーパーに並ぶアサリの生産割合は?

正直に言います。現在、スーパーに並んでいるアサリの多くは「外国産」です。
特に中国産と韓国産。この2国でほとんどを占めます。

なぜか?
それは「国内でアサリが採れなくなっている」からです。

日本沿岸のアサリは激減している

かつて日本は有明海、三河湾、北海道、瀬戸内など、多くの産地がありました。
しかし、埋め立て、水質、潮流変化、気候変動、乱獲などが複合的に絡み、国産のアサリ漁獲量はここ30年で急落しています。

だからスーパーの仕入れはどうしても輸入中心になる。
これは消費者の好みどうこう以前の「供給構造」です。

現場感覚(スーパー)

  • 「国産ありますか?」と聞く人が本当に増えた
  • 国産は週に何日かだけ、そして数量が少ない
  • 値段は国産の方が高い(だいたい1.5〜2倍)
  • それでも国産の方が先に売れる日もある

消費者の声

国産派

  • あの偽装以来、外国産はもう気持ち的に買いにくい
  • 味が違う気がする(心理的効果含め)
  • できるなら国産を買いたい。高くても頻度を減らして国産

外国産容認派

  • 安いから助かる
  • パスタ、酒蒸し、味噌汁なら十分おいしい
  • 「産地より鮮度」だと思う派も一定数いる

そして最近はこういう声も多い。

「冷凍アサリを常備してる」

冷凍むき身、中華メーカー、国産むき身、パスタ専用など選択肢が増えています。忙しい共働き世帯や2〜3人家族世帯では、冷凍貝柱や冷凍アサリをストックして、必要な量だけ使うというスタイルが定着しつつある。

消費行動は「国産が理想、外国産が現実」

国産の信頼感は圧倒的ですが、供給がないので「いつも国産」は事実上不可能。
そのため、現代の日本消費者は以下の3タイプに分かれてきています。

タイプ主な購入
安心本位派国産アサリ中心。季節や入荷時に買う
現実消費派外国産+産地トレース情報や鮮度重視
アップデート派冷凍アサリや加工食品中心で省労力化

ここ数年、買い物スタイルそのものが「合理化」に移ったのも大きい。
特に子育て40代〜50代世代ではそれが顕著です。

どのアサリが結局おすすめなのか?

  • 急ぐ料理 → 冷凍むき身(出汁が即出る)
  • だし重視の味噌汁 → 九州/北海道など国産入荷日を狙う
  • パスタや酒蒸し → 大粒の外国産が実は向いている

料理別、目的別で使い分けると最も合理的になります。

最大のポイントは「表示」をよく見ること

今は偽装再発を防ぐため、トレーサビリティのチェックが非常に強くなりました。
産地、採取国、加工国、流通経路を明記するようになっている。

昔と違うのは
「国産風の雰囲気」ではもう買わない。
消費者が明確にエビデンスを見て判断する時代に変わったこと。

最後に

アサリ問題は食材だけの話ではありません。
「日本人の食と信頼」の問題でもあります。

国産が理想なら、海の再生、漁業の再生を社会全体で考えなければいけない。
実際、自治体や漁協でアサリの再生プロジェクトは多く進んでいます。

アサリを買う行動は、未来の海への投票でもある。

次にスーパーでアサリを手に取る時、
“安さだけでなく、意味”も一度だけ思い出してみてください。
それだけで「買いものの質」は変わります。