昭和→令和「おせち料理」はどう変わった?正月の過ごし方の価値観シフトを深く解説

※ 本ページはプロモーションが含まれています。

近年、「もうおせち買わない」「正月は普通の週末みたいに感じる」――そんな声をSNSでもよく見かけます。

昭和のころと比べて、令和の正月は「生活習慣」「買い物スタイル」「家族の関係性」「宗教観・年中行事の意識」において明らかな変化が進んでいます。

この記事では、昭和・平成・令和と、時代とともにどう「おせち料理」「正月のすごし方」が変化してきたのか。背景要因と、一般生活者のリアルな声も踏まえてまとめます。

昭和のお正月:おせちは家で作るもの

昭和時代の「おせち」は、家で作るのが当たり前でした。

・黒豆は前日から水戻し
・昆布巻き、数の子、栗きんとんを家ごとに味付け
・三が日は買い物できないので、正月に食べるものはすべて年末に準備

「正月は女性(母・祖母)が台所に立ち続けるもの」でもありました。

当時の声:

  • 「おせちは祖母と一緒に台所で作る行事だった。味付けが家の個性だった。」
  • 「親戚が連続で来るから大量に作っていた。」
  • 「正月はテレビとコタツとみかん。外食という選択肢はない時代。」

この背景は、「正月は家にこもる」という価値観と、流通の制約(店が休む、配送網が弱い)が根底にありました。

平成:デパート・宅配おせちの普及と「お正月の簡略化」

平成になると、共働き家庭が増加し、「おせちは買う」が一般化していきます。百貨店、高級スーパー、生協、コンビニなど販売チャネルも多様化。

・2000年代前半から「宅配おせち」市場が一気に拡大
・冷凍技術の発達で品質も安定
・値段はピンキリ、高級ブランド系おせちが話題になる時代

「買うおせち」が広まると同時に、「簡略おせち」も浸透していきます。

みんなの声:

  • 「黒豆と数の子だけ買う。全部揃える必要はない。」
  • 「子どもが喜ぶもの中心に変えた。ハム・ローストビーフなど肉系が多い。」

つまり、「伝統の保存食」から「家族が好きなものを詰めた正月料理」へ変化。

また、年末年始に営業する店が増えたことで「三が日、何も買えない」は消滅。正月に家で食べきる必要性自体が弱まります。

令和:そもそも「おせち不要」層の台頭

正月は通常モードで良い時代へ

令和ではさらに価値観が変化します。

・正月=休息と家事放棄 → 正月=通常の快適な休日
・正月休みに旅行・外食
・家族集合の必要性が低下(核家族化、地方帰省が減る)

SNSの声:

  • 「おせち高いわりに食べたいものが少ない」
  • 「正月は外にご飯食べ行った方が快適」
  • 「ラーメン屋の正月営業ありがたい」
  • 「コンビニもスーパーも正月営業してるなら、無理に買い溜めする必要なし」

また、30代~50代の中年世代ほど「子育て・家事・年末年始の負担を減らす」方向に価値観がシフト。行事より実際的な快適さが優先されています。

なぜここまで変化したのか?4つの背景

背景内容
働き方・家族形態の変化共働き世帯増加、核家族化、祖母が近くにいない
流通の発達冷蔵・冷凍・通販・EC・正月営業の普及
世代の価値観の変化行事より「自分の過ごし方」が優先
多様化肉中心・洋風おせち・一人用おせち・推し色おせちまで登場

この4つの複合で、「正月は伝統を守るためにある」から「正月は自分にとって快適であればそれでいい」に変わったと言えます。

これからのおせちの未来

令和後半~2030年代にかけては

  • 一人用小型おせち
  • 年代別(40代/50代/シニア)のカスタム
  • 健康特化型(糖質オフ、プロテイン系)
  • サブスク年末便“だけ”買う人

この辺が強く伸びると予想します。

そしておせちは「伝統保存食」としての意義よりも
「年末の自分へのご褒美」的ポジションに移行していく。

昭和のように、みんなが同じおせち、同じ正月ではない。 多様な正月の形が、普通に共存する時代へ。

まとめ

昭和:おせちは家で作る。本来は保存食
平成:「買う」おせちが普及し簡略化
令和:正月の固定観念が弱まり「おせち不要」まで普通

つまり、正月は「型」から「自由」に移った。

これからのブログ発信・ビジネスも、伝統の説明だけでなく
「選択肢の提示」「生活者目線のラク導線」を意識した方が刺さる。

正月は強制ではない。
自分と家族が幸せを感じる形こそが、“現代のお正月”の本質なのです。