【実例】エポスカードの日常生活賠償は使える?瓦落下で200万円請求された話

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「あの夜の電話」

タロウ君がエポスカードの日常生活賠償に入ったのは、本当に軽い気持ちだった。
「自転車も乗るし、一応ね」くらいの感覚だった。

使うことなんてないと思っていた。

ある日、母からの電話

夜9時過ぎ。

母からの着信。

声が震えていた。

「お父さんがね……隣の家の車に、瓦を落としてしまったみたいなの……」

台風の翌朝だった。

築40年の実家。
最近は父の判断力も少し落ちていて、
屋根の点検を先延ばしにしていた。

その日の強風で、瓦が一枚、
隣家の駐車場に停まっていた高級車のボンネットを直撃。

さらに悪いことに、
ちょうど荷物を取りに来た隣家の奥さんの肩にも当たり、打撲。

問題は「誰が責任を負うか」

父は軽度の認知症で、
法律上の責任能力があいまいな状態。

実家の管理は、実質的にタロウ君がしていた。

  • 修繕の手配
  • 固定資産税の支払い
  • 屋根の状態も把握していた

隣家は静かに、しかしはっきり言った。

「きちんと責任を取ってください」

見積もり

車の修理費:180万円
奥さんの治療費・慰謝料:数十万円見込み

合計、200万円超。

タロウ君の頭が真っ白になった。

貯金はある。
でも簡単に出せる額ではない。

そこで思い出した

「そういえば……日常生活賠償」

半信半疑で保険会社へ連絡。

事故状況を説明。

  • 実質的に自分が管理していること
  • 法律上の責任が自分に及ぶ可能性
  • 偶然の事故であること

担当者は冷静に言った。

「法律上の賠償責任が発生すれば、対象になる可能性があります」

数週間後

結論は――

タロウ君が「占有者」と認められ、
賠償責任はタロウ君に発生。

そして、
日常生活賠償で支払い対象になった。

自己負担はほぼなし。

その後

お金が助かったのは事実。

でもそれ以上に大きかったのは、

「家族の問題は、自分の問題でもある」

と腹の底から理解したことだった。

タロウ君はすぐに屋根の全面点検を依頼。
古い部分はすべて修繕した。

父にも言った。

「もう遠慮しないで。管理は俺がやる。」

本当のワクワクは

ドラマのようなスリルはあった。

でも一番の変化は、

  • 家族のリスクを現実として考えるようになったこと
  • 「大丈夫だろう」をやめたこと
  • お金より信頼の重さを知ったこと

だった。

タロウ君は今でも思う。

保険に入ったのは偶然。
でも、家族を守る覚悟ができたのは必然だった。