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教育は知育・体育・徳育に3分されます。正しい「人の評価」とは、この3つの視点から行われます。学生時代は、知育:体育=7:3で徳育は0という印象を皆さんが持っています。そして、知育を中心に人が評価される傾向にあります。

しかし、社会人になると、徳育(道徳観)の無い人は全く信用されなくなります。つまり、徳育が輝いてくるわけです。正確には、人の評価とは「総合力」で行われます。「総合力」とはその人の知育・体育・徳育のよって培った人間性のことです。まず、このことを知っておきましょう。

そこで、高校・大学時代に重視されるのは知育であるという現実がありますが、この環境で生活しているとき、知力がない場合に自分の人間性100%を低いものだと評価されていると認識してしまう事が多いです。評価する大人も、そういう認識をしている人が沢山いますが、これは間違っています。この間違いの本質は、「教育は知育のみ」という錯覚があるためです。知育・体育・徳育はトライアングル(三角形)のバランスを保っていることが大切です。つまり、数字は正確ではないですが、知育は3分の1ということです。

知育とは知識・知恵を身につける教育。体育とは運動能力・バランス力・チームワークを身につける教育。徳育とは、人はどうあるべきか、社会はどうあるべきかを身につける教育です。ここで、最後の徳育が学生時代に十分になされない理由に、指導者が徳育について整理された認識を持っていない事が挙げられます。徳育については、様々な判断基準が存在し、明確にそれを伝える人が少ないのです。

現在、徳育の役割を担っているのは家庭、社会、メディアなどです。例えば、「思いやりの心をもつ」「努力を怠らない」「悪事を許さない」等といった、自分の人格形成の基本となることを、無意識のうちに学んで大人になった人は、知育・体育で得た知力・体力を充分に発揮していく力が身についていることになります。逆に、徳育に無知なまま大人になると、知力もしくは体力が暴走し、それほど長い時間をかけること無く人生の前進のバランスを崩して、行き詰まってしまうのです。