草刈り機のガソリン管理、高齢者ほど注意が必要?火事リスクと安全な管理方法

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田舎ほど「草刈り機」は生活道具である。
畑、農地、空き地、家の裏、自治会の草刈り。
70代80代でも当たり前に使う。
しかし近年、消防庁や保険会社の報告で
「ガソリンの誤保管」「室内保管(特に夏)」「灯油とガソリンの混同」
これが火災の原因になりやすいことが問題視されている。
草刈り機は、チェーンソーや農薬散布機より使用人口が多い。
そのため高齢者のガソリン管理ミスが実際に事故の母体になりやすい。
高齢者が注意すべきこと
・灯油と同じ感覚で扱ってしまう
・ホームセンターで買う量が多すぎる
・小型エンジン用必須知識を周囲が教えない
・ラベルを書かない、管理箱を用意しない
灯油は冬期しか使わない期間的燃料、ガソリンは夏でも冬でも日常的に使用するケースがある。
しかし「燃える液体」というひとくくりで理解してしまうと危ない。
実際、消防署の現場レベルでも
「台所にガソリンが置いてあった」
「ガレージが高温でガソリン缶が膨張していた」
こういう事例は想像より多い。
みんなの声
- 「おじいちゃんの家、ガソリンをペットボトルに入れて置いてた…あれ危なすぎる」
- 「自治会の草刈りで、混合油とガソリン区別してなかった。事故起こる前に整理した」
- 「金属缶じゃなくてプラ缶の人多い。夏場怖い」
素人もプロも実は「燃料保管って体系的に教わらない」。
ここが問題の根本。
購入量|ベストは「少量をこまめに使い切る」
ガソリンは劣化する。
古いガソリンを草刈り機に入れると
・エンジンかかりにくい
・不完全燃焼
・キャブ詰まり
を起こしやすい。
高齢者ほど「買いだめ」しがち。
しかし草刈りは7~10月集中なので、購入量は
2L or 3Lの少量購入
これが一番安全。
20L携行缶は農家大規模向け。個人家庭向きではない。
保管方法|絶対の原則
| 項目 | 基準 |
|---|---|
| 保管場所 | 屋外の物置、直射日光なし、通気良し |
| 容器 | 消防法適合の携行缶(金属推奨) |
| 室内保管 | 原則NG。特に夏場の屋内(台所、廊下、玄関)は一番危険 |
| 火気 | 近くにバーナー・ストーブ・ライター置かない |
| ラベル | 「ガソリン」「混合」「購入日」必ず記入 |
特に「ペットボトル保管」は論外。
静電気・密閉性・耐久性、全部アウト。
消防署も毎年言っているが、
「ペットボトルにガソリン」は火災事故のトップ危険行為。
小型エンジン用混合油
混合は小分けで作る。
作ったら1ヶ月以内で使い切り。
混合油は過酸化劣化が早い。
夏場の膨張リスク
ガソリンは気温40度超で体積変化しやすい。
フル満タン保管は危険。
携行缶は容積95%以下にして余裕を持たせる。
真夏の駐車中の軽トラ荷台に置きっぱなしも危ない。
草刈り当日・給油の注意
・エンジン停止後すぐ給油しない(排気熱源で引火可能)
・タバコは当然NG
・給油中はスマホ触らない(静電気・金属摩擦)
高齢者が孫や家族と作業する場合、
「一人が給油、一人は道具操作」役割を分けた方が安全。
どんな管理体制が正しい?
・2~3Lの少量購入
・金属製携行缶、消防適合品
・屋外物置に収納
・ラベル管理(種類+日付)
・余ったガソリンを翌年に持ち越さない
・混合油は最小単位製造
これで重大事故リスクは極端に下がる。
まとめ
草刈り機は「日常の延長」で使う道具だが
扱っているのは高度に危険な発火液体である「ガソリン」である。
高齢者が多い地域コミュニティほど、
「燃料管理の指導」「共同保管ルール」
これは地域安全のテーマでもある。
・自治会LINEで「ラベル必須」と共有する
・余ったガソリンの持越し禁止
・年に1回、燃料保管点検日を作る
こういったルール作りが、
火災・爆発・引火事故を確実に減らします。


